2020年08月31日
ブログのテーマは何?
20200831【新作】
ブログのテーマは何?
夫:お母さん、ブログの読者を増やしたいんですけどぉ、
どうしたらいいんでしょうねぇ?
妻:基本に立ち返ってみたらどうですか。
夫:基本ってぇ?
妻:だから、最初にどんな思いでこのブログを立ち上げたのか、
考え直してみるのよ。
夫:なるほどねぇ。
妻:で、お父さん、お父さんはブログで何を書きたかったの?
ブログのテーマは何?
夫:ですからぁ、暮らしに役立つ情報を伝えたりぃ、
ドキュメンタリーであったりぃ、日記であったりぃ、
そういうことを書きたいと思いぃ、ブログを立ち上げたんですよぉ。
妻:で、最初にどんな内容のものを書いたわけ?
夫:ですからぁ、マスクの話ですよぉ。
妻:いいじゃない、時流に合ってるわよ。
このコロナ禍に時期にマスクでしょ。
夫:そうですよぉ、
読者の皆さんの関心の高そうなテーマを選んで書きましたぁ。
妻:どれどれ、ちょっと読ましていただくわね。
夫:あれぇ?
お母さんが話してくれた内容も書いてありますよぉ。
妻:ええっ?
私が話した内容ですって?
夫:そうですよぉ。
妻:それじゃあ、なおのこと読まなくちゃいけないわね。
夫:どうぞ、どうぞ、お読みください。
妻:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何よこれ~?
これって日記なの?
夫:そうですよぉ、日々のこと書いてますからぁ。
妻:じゃあ、これってドキュメンタリー?
夫:そうですよぉ、
マスクを見つけてかけてみたら、靴下臭かったんですからぁ。
妻:まあ、確かに事実ですよねえ。でも、これって、
「暮らしに役立つ情報」とはどう考えても言えませんよねえ。
夫:とんでもない。「暮らしに役立つ情報」そのものじゃないですかぁ。
『マスクをしまっておく時には、靴下とくっつけて置いてはだめですよ』
という「暮らしに役立つ情報」を書いたんですよぉ。
妻:まさに屁理屈そのものねえ。
そんな情報を必要な人っているのかしら?
夫:あっ、そうかぁ、読者が少ない理由が分かりましたよぉ。
『マスクをしまっておく時には、
靴下とくっつけて置かないように注意しましょう!!』と
結論を強調して締めなければいけなかったんですねぇ。
妻:そうゆう理由ではないと思いますけどねえ。
2020年08月23日
企みの陰に女あり
20200820【新作】
企みの陰に女あり
夫:お母さん、冷蔵庫のお母さんの化粧水の横に入れて置いた、
私のメロン知りません?
妻:あっ、あのメロンね。処分しておきましたよ。
明日は生ゴミ出す日ですから、今日中にまとめておかないとね。
夫:「処分しておきました」って、まだ食べられましたよねぇ。
妻:もう、食べられませんよ、皮だけですから。
夫:だってぇ、私が昨日の晩に冷蔵庫に入れた時には、
皮だけじゃなく、ちゃんと実も残っていたはずですけどねぇ。
妻:そうでしょうね。
私がさっきお父さんの留守に見た時も、
ちゃんと実も残っていましたからねえ。
夫:それじゃあ、何で無くなったんでしょうかねぇ?
妻:それは、私が実を食べて皮を捨てたからでしょ。
夫:お母さん、ひどいじゃないですかぁ。
メロン1玉を半分ずつ食べる約束だったじゃないですかぁ。
妻:ですから、私は自分の分は食べましたよ。
夫:私は昨日4分の1食べてぇ、
あとの4分の1は今日の晩ご飯のあと食べようと思って、
ちゃんとラップして冷蔵庫に入れて置いたんですよぉ。
妻:な~んだ、あの4分の1のメロンは、
今日の晩ご飯のあと食べようと思ってたんですねえ。
私はてっきり「もうお父さん食べないんだ。
権利を放棄したんだ」と思って、
お父さんのお留守にいただいちゃいましたよ。
夫:「お父さんのお留守に」って、毎週水曜日の3時から6時は、
デイサービスの送りのお手伝いに行ってるの、
お母さん知ってるじゃないですかぁ。
妻:最近、曜日の感覚が無くなってきましてねえ。
今日は水曜日でしたかぁ?へ~ぇ。
夫:お母さん、騙されませんよぉ。
さっき、お母さん「明日は生ごみを出す日だ」って言いましたよねぇ。
曜日の感覚、しっかりしてるじゃないですかぁ。
妻:いいえ、曜日の感覚はしっかりしていません。
夫:「しっかりしていません」っていうのは、
確信をもってしっかり言うんですねえ。
妻:そこがしっかり言えなきゃ、お父さんを言い負かせないじゃない。
夫:それじゃあ、私を言い負かせられるものなら言い負かせてくださぃ。
もう一度言いますよぉ、
お母さん「明日は生ごみを出す日だ」ってぇ、知ってるって言うことはぁ、
曜日の感覚がしっかりしているって言うことですよねぇ。
妻:いいえ、曜日の感覚はしっかりしていません。
さっき、お父さんがどちらかに出かける前に、
私に「明日は生ごみを出す日ですから、
ゴミ袋の口をしっかり縛っておいてくださいねぇ、
ゆるいと、持っていく途中にほどけそうになりますからぁ。」
って言ったからですよ。
夫:くやし~~、簡単に言い負かされたぁ。
そうだ、でもお母さん、もともとあのメロンってぇ、
私の実家の兄夫婦がぁ、
「私が食べるように」と送ってくれたものですよねぇ。
妻:何言ってるのよ、お父さん。
なんで「お父さんが食べるように」送ってくれたと言い切れるわけ?
お父さん、この時期の贈答と言うのはね、
お世話になった人への感謝の気持ちで贈るのよ。
だから「送る」じゃなくて「贈る」の漢字をあてるの。
お父さんの実家のお兄さんご夫婦が、
「いつもお父さんがお世話になっています」
と言う感謝の気持ちを込めて、
私に贈ってくださってるんじゃない。
それが証拠には、私の実家からは、
この時期な~んにも贈ってこないでしょ。
夫:それって、「お母さんが優秀で、私のお世話になっていないから、
わざわざ感謝の品を贈らなくてもいい」と言う意味なんでしょうかぁ?
妻:自分の口からは言いずらかったですけど、
お父さんがちゃんと理解していらして助かりましたわ。
夫:なんか違う意味で考えてましたけどぉ、そんなもんですかねぇ。
妻:そんなもんですよ。
夫:ちょっと待ってください、だけどおかしいですよぉ、
だってぇ、私の実家から届いたメロンってぇ、
お母さん宛じゃなくてぇ、私宛に送ってきてるんですよぉ。
妻:嫌ねえ、お父さん。
こうゆうものは世帯主に送るのが世の常じゃない。
それじゃあ伺いますけど、送り主は誰になってましたかねえ?
夫:そりゃあ、送り状には兄さんの名前が書いてありましたよぉ。
ちゃんと『サトウ一郎』ってねぇ。
妻:で、字は、一郎さんの字でしたか?
夫:いいえぇ、きれいな字でしたよぉ。
兄さんの字は、ごつごつした角ばった字ですから、
すぐに分かりますよぉ。
妻:そうでしょう、お姉さんの字でしたよねえ。
あの長男の甚六そのものの様な一郎さんが、
メロンを贈ろうなんて気を回すことは無いですものね。
夫:「犯罪の陰に女あり」ですねぇ。
妻:「犯罪」ではないですけど、まあ「企み」ね。
つまり、お姉さんは、
お父さんのことで私に苦労を掛けていると思っているから、
私にメロンを贈ってきたわけね。
でも、直接お姉さんから私宛だと語弊があるので、
お兄さんの名前を使ってお父さん宛に送ってきたんじゃない。
夫:そうなんですかねぇ。
妻:そう考えると、
メロンは私が全部いただいても良かったんでしょうけど、
メロンを送っていただくのに
お父さんの名前を使わせていただいたから、
名前の使い賃としてメロンを4分の1も食べることができて、
ラッキーでしたね。
夫:ラッキーでしたかねぇ?
妻:ラッキーじゃない。
そうそう、忘れるところでしたが、
お姉さんにメロンのお礼の電話かけといてくださいよ。
夫:何で私が電話かけるんですかぁ?
お母さんがメロンを贈ってもらったんでしょぉ。
そのうえ、メロンを4分の3食べたんですからぁ、
お母さんが電話かければいいじゃないですかぁ?
妻:私、お姉さんが苦手なのよねえ、だから、お父さんが電話かけて。
それから、言っておきますけど、
電話にお兄さんが出たら、お姉さんに代わってもらいなさいよ。
直接お姉さんにメロンのお礼を言うのよ、いいわね。
お兄さんにメロンのお礼を伝えても、
お姉さんに伝わらない心配がありますからねえ。
夫:なるほどぉ、「企みの陰に女あり」かぁ。
2020年08月10日
痴楽つづりかた狂室
20200726【新作】
『痴楽つづりかた狂室』より
夫:お母さん、
豊橋市の町名織り込んで
『痴楽つづりかた狂室』やってみたんですけどぉ、
聞いてもらえますぅ?
妻:お父さん、昨日の晩「1ミリ角の升目書く」て言ってたの、
どうなったんですか?
夫:やめましたぁ。
妻:えっ、どうなったんですって?
夫:やめましたぁ。
で、豊橋市の町名織り込んで
『痴楽つづりかた狂室』やってみたんですけどぉ、
聞いてもらえますぅ?
妻:お父さんらしいわねえ、他人の話、全然聞いてないじゃない。
夫:じゃあ、始めますよぉ。
豊橋娘の言うことにゃ、さの言うことにゃ、・・
妻:ちょっと待ってよ、お父さん。
私、「聞く」って、一言も言ってないわよ。
夫:いいんですぅ、いつものことですからぁ。じゃあ、
豊橋娘の言うことにゃ、さの言うことにゃ、サトウ三郎いい男、
佐藤健と比べても、ず~うとずっといい男、
この世にいてもいなくても、私にゃどうでもいい男。
曲尺手 からの恋心、ついに彼女に 伝馬町、私の嫁に 清州町。
彼女の苗字は 小松町、名前と言えば 緑ヶ丘、
姉さん名前は 弥生町、ちょっと年上 草間町。
彼女の器量は 吉川町、額は美人の 富士見台、
目は大きくて 二川町、口は菰口おちょぼ口、
ただ鼻だけが 談合町。
彼女が私に言うのには、一ぺん父にも大手町、
松葉 海路の日和あり、彼女の家に 向山、父上に会いに 北側町。
彼女の父さん 石巻町、専門消化器 井原町、
東脇 腹痛くてもきっとされるよ 往完町、そのあとお尻を 福岡町。
私は品行 豊清町、実家の商売 呉服町、店は繁盛 入船町。
娘を嫁に 横須賀町、三国一の嫁とって、故郷に飾るよ 錦町。
神ノ輪町 のおみちびき、今じゃ彼女は 吾妻町、
私は 大国 橋良町、目出た目出たの 若松町、
我が家はとても 栄町。
豊橋とっても 住吉町、一度我が家に 小池町。
妻:お父さん、往完町、福岡町に方には特にお詫びしておきなさいよ~。
夫:すみませんでした。ペコリ。