2023年02月28日
3月5日は門前ズ⑤
3月5日は「門前ズ」です。
実際にはインプロ➡ブラッシュアップで行くのでしょうが、
劇案(2月25日~3月4日までアップ)を書き下ろしてみました。
はたして、演じられるのでしょうか・・・・。

『5番』■豊川稲荷初詣
(プレスコ劇・台本を一人が読んで、他の人は演じる。)
姉:お父さん、お稲荷さんへ初詣に連れてって~
妹:私も行く~、お稲荷さんに連れてって~連れてって~。
母:お父さん、子供たちを初詣に連れてってあげなさいよ。
父:嫌ですよぉ、子供達をどこかに連れてくと、
すぐに「あれ買って、これ買って」って言うんですから。
私のお小遣いじゃ足りませんよぉ。
母:じゃあお父さん、特別にお小遣いをあげるから、
子供たちを豊川稲荷にお参りに連れてってあげて、お願い。
父:ええっ?特別お小遣いがもらえるんですかぁ?
母:ええ、特別にお小遣いをあげるわよ。
父:それならいいでしょう。
子供たちを豊川稲荷に連れていきましょう。
いや、別にお小遣いが欲しいと言うわけではないんですよ。
欲しいと言うわけでは‥‥。
母:単純で分かりやすいわねえ。
じゃあ、お小遣いね。
(がまぐちを開けて500円玉を出す)
父:ありがとうございます。
って、500円なのぉ?
母:500円あれば十分よぉ。
父:まあ仕方がない、娘達、豊川稲荷に行くぞ~。
父・娘達:お~~~。
М:そんなこんなで、父親は娘たちを連れて
豊川稲荷にお参りに出かけます。
妹:お姉ちゃん、なんで私たち口をパカパカしているだけで、
セリフを言わないの?
姉:それはね、お父さんがセリフを覚えられないからよぉ。
妹:ふ~ん、でも、お父さんがセリフを覚えられないなら、
お父さんだけ口パクでやればいいんじゃないの。
姉:私たちがセリフをしゃべっていて、
お父さんだけ口パクだったら、お父さんが惨めでしょ。
妹:なるほどねぇ。
М:わあわあ言いながら門前通りを歩いておりますと、
三人の前に団子屋が見えてまいります。
父:それじゃあ、あの店で団子を買ってやろうかな?
姉:団子なんて買っていらないよ、好きじゃないもん。
妹:お父さん、なんで団子を買わなくちゃいけないの?
父:それわだなあ、
この劇が落語の「初天神」をベースにしているからだよ。
姉:落語の「初天神」って、
何言ってるのかさっぱり分からな~い。
妹:分からな~い。
父:良いんだよ、良いんだよ分からなくても。
じゃあ、お父さんが団子を買うよ。
おい団子屋、みたらし団子を1本おくれ。
団:へい、ありがとうございます。団子1本。
父:いくらだい?
団:へい、16文でぇ。
父:16文かい。こまかいから、団子屋、手を出しな。
団:へい。
父:1つ、2つ、3つ、4つ・・・って、団子屋~、
これは落語の「時そば」のシーンじゃないか。
「時そば」じゃなくて「初天神」で行きたいんだよぉ「初天神」でぇ。
いくよ、団子屋、団子は1本いくらだい?
団:へい、100円でぇ。
父:じゃあ、100円払って、団子を1本いただくよ。
おい団子屋、
こんなに蜜がたっぷりついた団子を娘に持たせて、
蜜が垂れて娘の洋服にでもついたらどうするんだい。
仕方がないねえ、蜜が垂れないようにしてやろう。
(父親が団子の蜜をなめ始める)
ほら、団子くえ。
姉:あ~~~、お父さん、団子なめないでよ~。
父:ええっ、蜜が舐めたいのぉ?
じゃあ、こうして・・・・と。
団:ちょっとちょっと、1度なめた団子を蜜ツボに浸けるなんて、
あんたは、迷惑ユーチューバーか?
姉:お父さんが、団子屋さんに叱られた~。
妹:ねえ、ねえお姉ちゃん、
お父さんがあんな風に口をパカパカしていると、
酸素が無くなった時の金魚鉢の中の金魚みたいね。
姉:そんな良いもんじゃないわよ。
金魚と言うよりはこのまえ
名古屋の堀川に大量発生したボラにそっくりじゃない。
妹:いやだ~本当だ~。ボラだボラだ~(父親を指さして)
姉・妹:ワハハハハハ
全:おあとがよろしいようで・・・。
実際にはインプロ➡ブラッシュアップで行くのでしょうが、
劇案(2月25日~3月4日までアップ)を書き下ろしてみました。
はたして、演じられるのでしょうか・・・・。
『5番』■豊川稲荷初詣
(プレスコ劇・台本を一人が読んで、他の人は演じる。)
姉:お父さん、お稲荷さんへ初詣に連れてって~
妹:私も行く~、お稲荷さんに連れてって~連れてって~。
母:お父さん、子供たちを初詣に連れてってあげなさいよ。
父:嫌ですよぉ、子供達をどこかに連れてくと、
すぐに「あれ買って、これ買って」って言うんですから。
私のお小遣いじゃ足りませんよぉ。
母:じゃあお父さん、特別にお小遣いをあげるから、
子供たちを豊川稲荷にお参りに連れてってあげて、お願い。
父:ええっ?特別お小遣いがもらえるんですかぁ?
母:ええ、特別にお小遣いをあげるわよ。
父:それならいいでしょう。
子供たちを豊川稲荷に連れていきましょう。
いや、別にお小遣いが欲しいと言うわけではないんですよ。
欲しいと言うわけでは‥‥。
母:単純で分かりやすいわねえ。
じゃあ、お小遣いね。
(がまぐちを開けて500円玉を出す)
父:ありがとうございます。
って、500円なのぉ?
母:500円あれば十分よぉ。
父:まあ仕方がない、娘達、豊川稲荷に行くぞ~。
父・娘達:お~~~。
М:そんなこんなで、父親は娘たちを連れて
豊川稲荷にお参りに出かけます。
妹:お姉ちゃん、なんで私たち口をパカパカしているだけで、
セリフを言わないの?
姉:それはね、お父さんがセリフを覚えられないからよぉ。
妹:ふ~ん、でも、お父さんがセリフを覚えられないなら、
お父さんだけ口パクでやればいいんじゃないの。
姉:私たちがセリフをしゃべっていて、
お父さんだけ口パクだったら、お父さんが惨めでしょ。
妹:なるほどねぇ。
М:わあわあ言いながら門前通りを歩いておりますと、
三人の前に団子屋が見えてまいります。
父:それじゃあ、あの店で団子を買ってやろうかな?
姉:団子なんて買っていらないよ、好きじゃないもん。
妹:お父さん、なんで団子を買わなくちゃいけないの?
父:それわだなあ、
この劇が落語の「初天神」をベースにしているからだよ。
姉:落語の「初天神」って、
何言ってるのかさっぱり分からな~い。
妹:分からな~い。
父:良いんだよ、良いんだよ分からなくても。
じゃあ、お父さんが団子を買うよ。
おい団子屋、みたらし団子を1本おくれ。
団:へい、ありがとうございます。団子1本。
父:いくらだい?
団:へい、16文でぇ。
父:16文かい。こまかいから、団子屋、手を出しな。
団:へい。
父:1つ、2つ、3つ、4つ・・・って、団子屋~、
これは落語の「時そば」のシーンじゃないか。
「時そば」じゃなくて「初天神」で行きたいんだよぉ「初天神」でぇ。
いくよ、団子屋、団子は1本いくらだい?
団:へい、100円でぇ。
父:じゃあ、100円払って、団子を1本いただくよ。
おい団子屋、
こんなに蜜がたっぷりついた団子を娘に持たせて、
蜜が垂れて娘の洋服にでもついたらどうするんだい。
仕方がないねえ、蜜が垂れないようにしてやろう。
(父親が団子の蜜をなめ始める)
ほら、団子くえ。
姉:あ~~~、お父さん、団子なめないでよ~。
父:ええっ、蜜が舐めたいのぉ?
じゃあ、こうして・・・・と。
団:ちょっとちょっと、1度なめた団子を蜜ツボに浸けるなんて、
あんたは、迷惑ユーチューバーか?
姉:お父さんが、団子屋さんに叱られた~。
妹:ねえ、ねえお姉ちゃん、
お父さんがあんな風に口をパカパカしていると、
酸素が無くなった時の金魚鉢の中の金魚みたいね。
姉:そんな良いもんじゃないわよ。
金魚と言うよりはこのまえ
名古屋の堀川に大量発生したボラにそっくりじゃない。
妹:いやだ~本当だ~。ボラだボラだ~(父親を指さして)
姉・妹:ワハハハハハ
全:おあとがよろしいようで・・・。
Posted by サトウ三郎 at 06:56│Comments(0)
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